10/20 親子でおばけパペット作り

10月20日

静岡市こどもクリエイティブタウン「ま・あ・る」にて、

『布おもちゃのおばけパペットを作ろう』講座が開催されました。

未就園児の親子で一緒に布おもちゃを作る体験講座です。

ぬのいく協会代表・布おもちゃ作家「ゆっこせんせい」が講師を務めました。

ハロウィンも近いので、子どもたちが大好きなおばけのパペット(指人形)を作ります。

準備はこんな感じ↓

2枚のフェルトをおばけ型に切って、周りにパンチで穴を開けておきました。

2枚を合わせるための毛糸。こちらは先端にテープを巻いて固くしてあります。

それから表情を作るためのフェルトシール

木製洗濯ばさみは、2枚のフェルトの穴を合わせておくための待ち針の代わりです。

今回は、「縫わずに作る布おもちゃ」なので、このような準備になります。

さて、事前に予約してくださった皆さんが集まりました。

お子さんは1~2歳くらいです。

まず、おばけの絵本「ねないこだれだ」(作:せなけいこ)を読みます。

みんな、とっても真剣。

おばけって、ちょっとおもしろくて、ちょっと怖い。

目が離せない存在なんですよね。

「じゃあ、これから、みんなでおばけを作ります。」

絵本の中のおばけを作るって???

ワクワクが伝わってきます。

まず、周りの穴に毛糸を通していきます。

テープで固めた部分を縫い針のように持って、穴をよく見て入れてみます。

毛糸のような細いものや小さなものをつまむという動作、

小さな子どもにとっては、実は、簡単ではないんです。

親指と人差し指でつまむ

OK

オッケーの形って、赤ちゃんにはできません。

赤ちゃんの時は、親指と人差し指が平行になっていて、つまむというより、はさむという動作しかできないのです。

それが、手指の動きが活発になり、いろいろな形・大きさ・柔らかさのものに触れる経験を経て、しっかり親指と人差し指でつまむことができるようになるのです。

しっかりつまめるようになると、

・狙った小さな穴に入れる ほか

・紙を破く

・袋を開ける

なんて動作ができるようになってきます。

毛糸を穴に通したら、今度は、裏側から糸をひっぱります。

表から入れて、裏から引っ張る。

この一連の動作がひも通し遊びです。(後にボタンはめ等にもつながる動作です)

大人にとっては何気なくスルっとできてしまうことですが、裏側というのは、子どもには見えていない世界なので、表と裏のつながりを理解するのも、実は大きな認知の成長がかかわっています。

少し大きな子どもでは、裏側を予測することができるので、「こっちから引っ張って」と促してあげます。

まだ、少し難しい場合は、大人がフェルトを裏返してあげて、「シューって引っ張ってね」と、手助けしてあげるとよいですね。

こちら↓のお子さんNちゃんは1歳になったばかり。

Nちゃんが毛糸を持って、ママが「シュー」と言いながら、フェルトを引っ張って(!)

Nちゃんが引っ張っているかのように演出!!

成長段階によって、子どものできることや大人のお手伝い加減は変わってきますが、とっても楽しく一緒に作ってくれました!

形ができたら、顔を作ります。

今回は、フェルトシールを用意。

ママが目や口の形にハサミで切って、子どもが貼っていきます。

シールの裏紙をはがすのも、慎重に…

ほっぺもついて、かわいい~

絵本の世界をアレンジ

目の位置・口の位置、絵本と見比べながら、一生懸命貼りました。

口の向きは、ママのイメージとは逆だったけれど、お茶目なおばけになりましたね~

完成したら、手にはめて遊びました。

「おばけだぞ~」

絵本のおばけはちょっぴり怖そうにしていた男の子も、マと一緒に作ったおばけは気に入ったみたい。

笑顔いっぱいです。

★参加者アンケートより

・子どもがたくさん作業できて楽しかったです。
・子どもが穴にひもを通すのを楽しんでいてよかったです。

・先生の説明も分かりやすく、大人も楽しめました。

・子供はおばけ大好きなので楽しんでできました。

・子供が自分で顔を作ることができて、とても楽しそうでした。
 ・かわいいおばけが作れて楽しかったです

チューリップ赤

皆さん、とっても楽しい時間を過ごしてくださったようで、私も嬉しいです。

講座の様子は、「ま・あ・る」ホームページでも紹介されています。

写真や動画もありますので、ぜひご覧ください。

まあるホームページ